こんにちは。
私には、先日6歳になったばかりの息子と、2歳の息子がいます。
息子を見て、この子達には無限大の可能性がある!!って思うんです。
「好き」を伸ばしてあげよう!って思うんですけどね。
ところが、ついつい、余計な口出しをしてしまうんです。
それが、子供が好奇心のままに「好き」を追求することを邪魔してるんじゃないかなぁと反省したりすることがあります。
「ハマり体験」が大事だと思う
「難関大学に通う学生の多くは、親に勉強しろと言われたことがない」って、聞いたことありません? 雑誌やら、ネットやら、テレビやら。なんだかよく聞く話です。
じゃあ、なんなのよ。彼らの脳を磨いたのは何なのよ。というと、勉強しなくても、彼らには幼少期からの「ハマり体験」があって、それが彼らの脳を磨いたというようなことが書いてあったりするんですよね。
いや。私は別に難関大学に行くことが正義とは思っていないんです。幸せになってくれれば、それでいい。
難関大学に入れとは思っていないけれど、子供の「ハマり体験」はすごく大事だと思っています。
考える力を養う上でも、老後を楽しむ上でも。
幼少期のハマり体験が、大人になってからの趣味につながることもありますよね。引き出しを多くつくることができると、大人になってからの楽しみも増えるんじゃないかな。
私は、早期幼児教育というのは、どちらかというと否定的です。
でも、全否定ではありません。
早期の勉強だろうとその子の「好き」を追求した結果なのだとしたら、それはそれで良かろうと思っています。
でも、うちの息子にはうちの息子なりの学びの適齢期があろうし、無理やり勉強させるのはちょっと……。みたいに思うわけです。
長男を見ていると、生活の中にある「これは、なんだろう?」という好奇心から学ぶことの方が多い年齢のように思います。
そこから「ハマり体験」が生まれることがあるはず。
でも、私はそれをうまく引き出すの、苦手なんですけどね。
夫と比べて、私は「勿体ない!」「早くして!」ばかり
例えば、息子がお風呂で水を出しっぱなしにすると、私はすかさず
「勿体ない」
と、止めます。必要以上にボディーソープを出すと
「勿体ない」
と、止めます。
「勿体ない」だって教えなくてはならないことではあるのですが……。
そりゃあね。子供たちも、土日にパパとお風呂に入るのを楽しみにするわけです。
夫は、空のペットボトルやら、水鉄砲やら、霧吹きを持ってお風呂に入るくらいには、お水を無駄に使うわけです。
シャンプーやら、ボディーソープをシャボン玉にするわけです。
こうやって書いてみると、それらに使う水代ってたいしたことないじゃない? シャボン玉を作る石けんくらい、なんてことないじゃない? でも、私ってば、すかさず
「勿体ない!」
って言っちゃうんです。ついつい、なんです。
水やボディーソープが「勿体ない」って言って、子供の好奇心を詰んでしまう方がもっと「勿体ない」時だってあるんですよね。
2歳の次男は特に「勿体ない」と「好奇心」を天秤にかけたら、絶対に好奇心が勝る年頃ですから。
ティッシュを出すことだって、雑誌をビリビリしたいのだって一緒です。
好奇心のままに動く体験、させてあげたいんだけれどもなぁ。
でもっ。でもっ。一度やらせるとキリがないという恐怖もあるし!そもそも貧乏性だし!
あとね。何かに夢中になっている時にでも、ついつい出ちゃう
「ほら、早くして!」
どうやら、私は子供が何に興味を持って、何をしようとしているかを観察できないみたい。じっくり見守ることができずに、自分のものさしで、ピシッと終わらせてしまう。保育所に行くのが5分遅くなったって、なんてことないよ、という日だって、土いじりをしている息子たちに、ついつい「早くして!」って言っちゃう。
それが「ハマり体験」に繋がることだってあると思うだけれどもなぁ。
子供がハマったものには投資したい、と思うのだけれども。
子供の好奇心ってすぐ、過ぎ去るんですよね。
自ら学ぼうとする時には、本を読むなり、体験させるなり時間もお金もかけてあげたいと思うのに(いや、高い金額はだせないけれども)。
少し前のこと。長男が
「ピアノをやりたい!」
と、言い出しました。私は、その「やりたい!」を喜びつつも、引越しが控えていたので「引越しが済んだらね〜。引越し先でピアノ教室みつけよう。」と言いました。
引越し先の近くに、ピアノ教室があったんですけどね。2ヶ月たったら息子のピアノへの興味はすっかりなくなってしまいました。惜しいことしたなと思うわけです。
何をやるにも、タイミングって大事なんだなぁ。
3歳を過ぎると「なんで?ねえ、これなんで?」っていう時期がきますよね。その時に、さっと図鑑出して……。私はそんな理想を持っていました。
こどもの図鑑って大人が読んでも、世界が広がります。楽しんで、一緒に読みたい!
我が家には、昆虫図鑑、動物図鑑、ふしぎ図鑑、人体図鑑があります。でも、この中でタイミングよく子供に渡せたのは昆虫図鑑だけかも。
人体図鑑は私が買ってきて
「ねえ、見て、見て!おもしろ〜い!」
と白々しく、見せようとしたのですが息子には響かず。
なんだか私が見せようとすると「無理やり感」が出て、子供の拒否反応がでちゃうみたい。
長男のハマり体験、成功例
とはいえね。これは、息子にいい体験をさせてあげられたなと思うハマり体験、ちょっとはあるんです。
それは、キャンプ!!
キャンプでのハマり体験
我が家は夫婦でアウトドアが好きで、キャンプに行きます。
私たちの「楽しい」は息子にも伝わった様子です。
長男は、焚き火が大好きです。外だと、料理も楽しそうに手伝ってくれます。
中でも、一番の「ハマり体験」は、虫取りだと思います。バッタやコオロギ、カブトムシを取るようになり、図鑑を片手に博士気分です。ずいぶん、虫の名前を覚えました。
キャンプでは、虫だけにとどまらず、カニやらカエル、トカゲを捕まえる体験をしました。
大好きだった虫だけれども、とかげを捕まえて飼育するようになってからは、虫をトカゲに食べさせるようになりました。(現在、トカゲさんは冬眠中です。)
虫にハマる体験が何になるの?
虫にハマる体験って、何の役にたつ? と聞かれれば、何の役にたってるんだかわかりません。
でも、私はすごく良かったなと思っています。
脳みそって、不思議なもので何かの能力が伸びると、引き連れられて他の能力が伸びるってことがあるそうです。「汎化(はんか)」といいます。
鉄道が大好きな子が、それにハマって駅名を覚えたと思ったら、地理に詳しくなるとかいうことありますよね。運動能力が高い子がそれにつられて学力があがるという例も多いそうです。
虫にハマった長男は、他に何の能力が伸びたのかと言われるとわからないのだけれども、何かあるはず!!ってことです。(笑)
最近は、虫、虫言わなくなりましたが、飽きっぽいのも子供の特性。何か次のハマり体験があればなぁなんて思っています。
私が楽しもうという、幸せな考え
結局のところ。
子供のハマり体験って、最初は好奇心から始まるわけだけれども、親も一緒になって「楽しいぜ!うぇ〜い!」いう時間をつくると、簡単に「ハマり体験」へ導くことができるんじゃないかなぁと。
気を張って「子供にハマり体験を〜!」なんて言わなくても、親が楽しいものを一緒に楽しむっていうのが最強なのかもしれないですね。
私の友人に、すっごくサッカーが好きな人がいるのですが、息子さんもやっぱりサッカーを一緒に見るそうで。4歳なのに、たくさんの国の名前を知っていてびっくりしたころがあります。世界地図を見て「レアルマドリードがある国はど〜こだ。」なんて問題を出してきました。
折り紙だって、サッカー鑑賞だって、読書だって。大人が「好き」を見せてあげるって、最強。
そうだ。自分の好きなことして、楽しいところを子供たちに見せよう!というなんだか、幸せな考えが浮かんだ私です。