こんにちは。りかです。
先日、長男(もうすぐ6歳)の小学校入学説明会に行ってきました。
持ち物に「履物」とか「スリッパ」って書いてなかったのに、皆スリッパを持参していたことには、驚きました。
周りを見渡してみたけど、●●小学校と書かれた借り物スリッパを履いているのは、私くらいなもんでした。
保護者用のスリッパは、入り口のカゴに山盛りで置かれていました。私は「これどうぞ」と言うことだと思って履いてみたのですが。
今から入学説明会に行く人は、スリッパ持って行ったほうがいいですよ!
さて、今日は入学までに準備する文房具について。
文房具の選び方
すご〜く気になった「文房具はシンプルなものを」という指示
説明会で、先生が言うことにはね
「筆箱、下敷き、消しゴム、鉛筆はキャラクターもの等ではなく、シンプルなものを、購入してください。無地が望ましいです。」
ですって。えぇぇ。そうなの?
筆箱は缶タイプでも駄目なんだそうです。
私が小学生だった頃、お気に入りのサンリオキャラクターのペンケースを持っていくのが嬉しかったんですよね。そういう楽しさ、持っちゃ駄目?
自宅に帰ってから「何故シンプルでなくてはいけないんだ?」と言う疑問を、facebookでつぶやいてしまいました。軽い気持ちでね。
(facebookは、面識のあるお友達にしか公開していません。)
先生のお話では、ペンケース、下敷き、鉛筆はシンプルなデザインのものを、用意してくださいとのこと。
学校がそう言うのだから、シンプルなものを揃えようとは、思ってるのだけど。
身の回りをお気に入りのものにすると、楽しいし、センスを磨くというのは今から始まってるんじゃないだろうか?
もう、一年生くらいになると自分の好きなものが見えてきてるし、個性って大事かなって。皆と同じ、じゃなくて好きな物を選ばせたかったな。
キャラクターものとかだと、いろいろトラブルでもあるのかな?
どうしてシンプルじゃなきゃ駄目なんだろう?
と、思ったけど、質疑応答の時間に聞く程のことでもなく。
やっぱり、文房具はシンプルなものがいい
私の何気ない投稿を見た友人(現役の小学校の先生)が教えてくれたのです。
わかるよ、文房具好きなのだと気持ちがアガるよね!って、私の気持ちを汲んでくれた上で。
学習環境を整えるという意味で、シンプルな文房具にするというのは、有効なことなんだそうです。
昨今、大学教授やら、専門家もそう考えているそうです。
シンプルがいいというのは、文房具に限ったことではなく、掲示物にしても同様。
可愛く楽しいものを……だと、集中できない子や、眺めてぼーっとしちゃう子等様々なんですって。
子供のそういう時間も大切、という意見もあるそうですが、小学校の担任は30人に1人です。
お話を聞く・活動に集中する、が基本の学習習慣だからねって。
私たちの頃より、一人一人への学習支援は進んでいて、できなきゃ置いてくわよ的なことは少なくなったのかな?
息子の通う学校の授業では「1年生サポーター」とかいう担当が、先生の他に何人か入るらしく。
教育って進化しているな〜。先生方の労働環境はあんまり良くなってないのに。
なんだ。シンプルな文房具ってたくさんあるじゃん!
とはいってもさ。無地の筆箱だの、下敷きって売ってんの? なんて言いながら、夫とイオンに行ってみたのです。
あるわ、あるわ。シンプルな文房具。
私の頃には考えられなかったわよ。小学生用にシンプルな文房具をデーンと広げている売り場なんて!
そんでもって、こんなのを買ったのです。
クラリーノって、ランドセルかいっ。って思うけど、軽くて良かった。
息子に色を選んでもらいました。
同シリーズには、申し訳程度にリボンがついているものとかもありました。これなら、シンプルの範囲!女の子にはいいかも。
男の子だと、pumaやaddidasが文房具にがっつり進出しているようです。
「ドラえもんが良かったけどね」
とぼやいた息子に幼さを感じつつ。あなたも、自分の筆箱を持つようになったのね。
えんぴつも、消しゴムも、下敷きも苦労することなくシンプルなものを見つけることができました。
そういえば鉛筆は2Bのものという指定がありました。これは、納得できます。まだ、運筆が上手じゃない、低学年の子には柔らかい芯が向いているでしょうからね。
それぞれの学校で、指定されるものは違うようなので、学用品を揃えるのは、説明会でお話を聞いた後のほうが良さそうです。
「全く!シンプルな文房具選びってちっともワクワクしないんだからっっ。」
おまけ
ところで。日本では、筆箱はシンプルに!という方針に傾いてきているようだけれども(まだキャラクターOKの学校も残っています)、他の国はどうなんだろう?
私の姪と甥はフランスに住んでいます。フランスでは、小学生から留年や飛び級があり、甥は2年飛び級をしているので、年上の姪と同じ学年だったりします。
日本より個人主義の色合いが強い国の、学習環境はどうなんだろう。足並み揃えて、環境を整えて、筆箱をシンプルに……。なわけ、無いだろうな。
ねえ。ちか(私の双子妹)、フランスはどうなの?
え!!びっくり。文房具、自由だよ!
K(ちかの息子)は小1から、キースへリングとかアンディウォーホールの筆箱使ってたよ。
おぉ。子供向けキャラクターじゃないし!気をとられて遅れが出てくる子とか、いないの?
フランスは、遅れている子の支援には、すごく時間をかけていると思うよ。
1年生から、宿題の量が半端ないんだけどね。放課後に先生が宿題を見るシステムがあるし。
学校にね、児童精神科医がいるの。
は?精神科医?その人、何すんの。
子供の発達具合を話すの。子供に適した授業かどうかも見てくれる。
時には進級しないことを勧められることもあるし、飛び級した方がいいとかいうのも見てくれるの。
そうか。そんなんだったら、日本と同じように「足並み揃えてみんな遅れず、先生の話を聞いて!文房具に気をとられてはダメよ!」ってはならないか。わからなければ、もう一度同じ授業をうける選択もあるわけね。
その子にあった授業を受けるっていいかもね〜。