こんにちは。次男の叩き癖に悩んできた、りかです。
先月、次男、はーちゃんが2歳になりました。
早いものですね。
長男こうちゃんの時も、早いと感じましたが二人目はそれ以上です。
あっという間です。いや『あっ』も言えないくらい。•という間。
兄弟を比べてはいけないといいますが、私はいつも二人を比べてしまいます。
(口に出して二人には言わないですよ。)
次男の叩き癖
こうちゃんが、はーちゃんくらいに小さかった頃。
私は、こうちゃんがどんな子かよくわかりませんでした。毎日、1対1で接しているのにわからないというのは不思議でしょうか。
「あぁ、こうちゃんはよく笑う子だな」って思っても、このくらいの年代の子はみんなそうなのかな? とも思うし「塗り絵に集中できないな。」と思っても、この年代の子は皆そうなのかもしれない。と、相対的に見た時の子供の特性というのが、よくわからなかったんです。
5歳になった今では、どんなことが得意なのか、どんな遊びが好きなのかもよく知っているし、保育所の中での立ち位置とか性格も把握できるようになりました。
はーちゃんはまだ小さいですが、こうちゃんという指標があるのでどんな子かわかりやすいんですよね。子育てをしていて、
「この子はお友達と遊ぶのが大好きだな。言葉が出るのが遅いな。」
と感じています。
3歳頃までは「一人遊びの時期」なんていうのを聞いたことはありますか?
ママと二人で遊んだり、児童館に行ってもおもちゃで一人で遊ぶというのは当たり前です。こーちゃんも、その頃はいつも私の隣でなにかしらおもちゃで遊んでいました。
こーちゃんにとっては、児童館に友達がいなくても、それほど関係ありませんでした。
ところが、はーちゃんは児童館に行くとぱ〜っと走り出してお友達の元に行こうとします。
問題はコミュニケーションをする言葉が出てこないこと。
まだまだ私にしかわからない宇宙語ばかりです。
「一緒に遊ぼうよ。」がお友達の襟首を引っ張る行動になっていしまい、「嫌だよ」がパンチになってしまいます。
子供が集まるところに行きたくなかった私
1歳半の頃、はーちゃんを児童館に連れて行く度にぐったりしていました。追いかけるのが大変なんですもん!すぐ叩く行為になってしまうので、目を離せないんです。
実際に叩いてしまい、謝ったこともあります。
児童館に居づらくなって、すぐに帰ってきたこともあります。
挙句、私はプリプリして
「もう!はーちゃんは児童館に連れていかない!」
と、児童館は避けるようになりました。
いつも悩みのタネは、はーちゃんがお友達を叩くことでした。
ある日のこと。公園ではーちゃんと遊んでいると、同じくらいの歳の子が走ってきて、はーちゃんをドンと突き飛ばしてきました。
すぐさま、ママが走ってきて
「すみません。ごめんね、痛かったよね〜。」
と私とはーちゃんに謝ってきました。そして、子供に怒鳴るんです。
「たっくん!お友達にドンしちゃダメでしょ!」
私は満面の笑みで
「全然問題ないですよ〜。家の子も叩く癖があるんです。言葉が出るまでは仕方ないでしすよね〜。(わーい!やった、仲間だ!!)」
と答えました。この親子に会って、私の気持ちはすごく楽になったんです。その後も、公園でよく会い、仲良くなりました。
どんな親だって子供が叩かれるのは、嫌。でも、叩くのだって嫌。
こうちゃんが保育所に入ったばかりの頃、同じクラスの子に叩かれて青あざができたことがありました。誰だって自分の子が叩かれれば、嫌な気持ちになりますよね。
こうちゃんは、人を叩いたりすることがありませんでした。だから私は、無意識に「叩く子はちょっと特殊な子」と思っていたかもしれません。ごめんなさい。
でも私は、はーちゃんを特殊な子だとは思っていません。自分の子に叩き癖に悩み、あぁ、こうちゃんのことを叩いた子の親はこんな気持ちになっていたのかな、と今更ながらに思います。叩く方だって嫌な気持ちになっているんですよね。
叩き癖は一過性のもの
ネットを見ると、叩き癖の原因が虐待だとか自閉症だとか無責任なことを言っている人がいます。
心が痛みます。
私は次男のことを一度も叩いたことはありません。消極的虐待というんでしょうか。放置するといった類のことだってしていません。いや、していないと、思います……。
中には、早い段階から仮面ライダーを見せることが原因だという意見もありますが、ちょっと疑問に思います。お兄ちゃんが見ているので、時々一緒に見ていることはありますが、はーちゃんはアンパンマンの崇拝者です。
「幼児の叩き癖は、一過性のものですから。」
これは、私の気持ちがすごく楽になった保育所の所長先生の言葉です。
保育所入所前に「はーちゃんには叩き癖があって、お友達を叩かないか心配だ。」と相談した時に言われました。
「3歳までは問題をおこさない子の方が少ないんですよ、お母さん。もちろん手を出さない子もいます。それは、別の対処法を知っていたり、自我の芽生えがまだっていう理由です。違いはそれだけです。保育所でも見守って行きますから大丈夫ですよ。」
そう言ってくれた所長先生は、はーちゃんが入所する前の3月で異動してしまい「えぇ〜!」となりました(笑)。とてもいい先生でした。
3歳までは問題をおこさない子のほうが少ない。
これを知らずして、自分を責めたり悩んだりしているママって結構いるんじゃないのかなぁ。
少しずつ進歩が見えてきた
あれから、4ヶ月。
はーちゃんは、相変わらず叩き癖があります。まだ、相手の子やその親に申し訳なくて悩んでいます。
でも、ちょっとずつ気持ちを言葉にできるようになってきました。
先生方が見ていてくれるお陰で、お友達に怪我をさせたことはありません。
嬉しい進歩は、何かを貸して欲しい時に両手を出して
「てってって〜。」(か〜し〜て〜。と言っているつもり。)
といったり、お友達と遊びたい時にいきなりひっぱるんじゃなくて
「ねぇ、ねぇ。」
と、お友達の肩をとんとんするようになったことです。
子供の気持ちを代弁してあげること、褒めること
保育所の先生は、教えるのが本当に上手。
お友達を叩くと、私は相手の親への体裁から
「⚪︎⚪︎ちゃん、叩かれてイタイイタイだったよ〜!ごめんねしよ〜。」
だけを伝えてしまいますが、先生は
「こういう時は、叩かないで、貸してっていうんだよ。」
と、いつも、はーちゃんの気持ちを代弁をしてくれるんですよね。
はーちゃんがお兄ちゃんを叩いたときもそう。私は、
「叩かれるとイタイイタイなんだよ!ダメ!」
と叱ってしまいますが、本当は
「このおもちゃで遊びたかったんだね。こうちゃんに貸してって言ってごらん?」
というのも伝えればいいんですよね。
まあ、こうちゃんはダメって言うんですが(笑)ダメって言われても
「これ、こうちゃんが今使ってたから、また後で借りようね」
とか、
「こうちゃんちょっとだけ貸してよ〜。」
っていう交渉をしたりのほうが「叩いちゃダメ!」よりはいいように思います。
『借りる時は、こうやるんだ』というのを学べますもんね。
私の夫は、はーちゃんの
「てってって〜!」(貸〜し〜て〜!)を聞くと、大袈裟に
「うわ〜〜!貸してできるの〜!すご〜〜い!」
と褒めます。これも大事ですよね。
夫のようにできたことを褒めるスタイルも、保育所の先生の「お互い様」というおおらかスタイルも、私の心を楽にしてくれるんですよね。
にしても。
早く叩き癖直れ〜〜〜〜!
世の中、子供の叩き癖に悩むパパ、ママ。この一過性ってやつが過ぎるまで、共に頑張りましょう!
2018年1月25日追記
この記事を書いてから約半年。2歳半で、叩き癖が治ってきたようです。
なおる時期は、それぞれだと思いますが、やっぱり一過性のものだったのかな、と。