こんにちは。りかです。
今日は、言葉について考えてみました。
「シンクロナイズドスイミング」を「アーティスティックスイミング」へ変更。私は肯定意見です。
国際水泳連盟が「シンクロナイズドスイミング」を「アーティスティックスイミング」に変更すると発表しました。
これを不満とする声が多く上がっているようですが、個人的にはいいと思っています。
もし、この競技を全く知らない人にシンクロナイズドスイミング(同調した水泳)」または、「アーティスティックスイミング(芸術的な水泳)」と伝えた場合、後者の方がどんな種目か伝わりやすい言葉だと思うんですよね。
同調が大事な種目であるのは間違いないけど、伝わりやすさを考えた時には後者のほうが優れた言葉かな、と。
親しんだ言葉を変える時には、必ず不満の声があがるものです。
「浸透しなそうだ!」と言っている人もいるけれども、メディアが「アーティスティックスイミング」と言い続けていれば、いつか浸透しますもん。
おじちゃん、おばちゃん世代にも浸透する?
若い人は言葉の移り変わりに敏感です。新しい言葉に対する順応性が高いんですよね。
新規の言語の習得数は【幼児期>学童期>思春期>成人】と、成人になるにつれて減っていくそうです。
最近、新しい言葉を覚えていない私にとっては、その変化に頭がなかなかついていきません。
ましてや私、シンクロもといアーティスティックスイミングという競技を見るのは4年に1度ですからね。今覚えて置かないと、次に覚えるのは2020年の東京オリンピックの時かもしれません。いや、さらに4年後の2024年の可能性もあります。
同じように、まだ覚えきれていない言葉があります。
サッカーの「ロスタイム」がアレになったやつ。ごめんなさい、ここで一度ググりました。「アディショナルタイム」です。
サッカーをあまり見ない私にとって、「アディショナルタイム」の壁が高すぎました。
これ、皆さんにはもう浸透しているんでしょうか。
私、この変更には大、大、大賛成だったんですよ。覚えられていないけれども。
「ロスタイム」って日本で作られた和製英語なんですよね。
できれば、せっかく覚えたカタカナ言語が海外で伝わらないっていうややこしさを無くするためにも和製英語は少しずつ無くしていくべきだと思っています。
ノートパソコンの言い方はラップトップに変えてしまった方がいいと思うし、ダンボールはカードボードにするべきだと思っています。
じゃないとさ。私みたいに英語ができない日本人が海外にいって
「アイ ロスト マイ ノート〜パソコン〜」あ〜。違うか。パソコンって略がおかしいな。
(指で四角を書く動作をして)
「ノート?パーソナルコンピューター?オーケー?」なんて、変な英語で恥をかく確率が減ると思うんですよ。
和製英語の怖いところが、一見して和製英語なのか英語がそのままカタカナになったものかわからないところ。和製英語、無くなれ!!
話が逸れました。
私は、新しい言葉を覚えるのに時間がかかる人だけれども、若い世代には移り変わった言葉を当たり前のように使って欲しいのです。メディアや若い子たちが新しい言葉を使用しているのを聞いて、私も、ゆるやかに、ゆるやかに言葉を新しくしていきますから。
過去に私が違和感をもった言葉の変更
普段から使用している言葉が変更されるには、いつも違和感が伴うものです。
昔、「キャビンアテンダント」は「スチュワーデス」でした。
私はこの変更にすごく違和感を持ったことを覚えています。
もちろん、男性がキャビンアテンダントをしているのを見る時代。スチュワーデスが女性をさす言葉ですから変更には、大賛成だったんです。
最初こそ「あぁ。使いにくい言葉だ。」と思ったものですが、案外すんなり浸透しました。
保母さんを保育士というのだって、看護婦を看護師ということだって違和感を感じなくなりました。
ズボンをパンツということにも慣れたし、チャックをファスナーと自然に言えるようになりました。
(これは正しい言葉が変わったんではなくて、世代によって違う言葉を若者よりに寄せたってやつね。)
もはやおばさんだけれども、時代に合った言葉には敏感でいたい。
私の母が「チョッキ」というと私は笑って「ベストね。ふふ。」と指摘していました。
最近「ベスト」という言葉を使ったら、アパレル業している友達に笑われたんですよ、私。
今は「ベスト」を「ジレ」って言うんですって。ほんと?ってまだ半信半疑の私でしたが、「ジレ」って検索してみたら、ベストが出てきた!
チョッキ(日本語)→ベスト(アメリカ英語)→ジレ(フランス語)
こんな風に時代は流れてきました。って、なにこれ。国が変わっているだけじゃん。
もう少ししたらウエストコート(イギリス英語)になるんでないかい。
母のように、カレンダーを暦、テイッシュをちり紙、スーツを背広と、一貫して言い続ける姿勢も嫌いではないのです。
ただ、私は時代に合った言葉を使える人でいたいんですよね。
とは言え、「ジレ」を抵抗なく言えるようになるには、もう少し時間が必要だってば。
おしまい