こんにちは。りかです。
少し前に、フランスの美術教育がすごい!という記事を書きました。
自分で書いておいて何ですが、私は息子を美術館に連れて行ったことがあまり、ありません。全くない訳でもありませんが。
長男は、極度にお絵描きが嫌いな子でした。塗り絵も全くもって興味なしです。
「え〜!お絵描き嫌いな子供っているの?!」
と、びっくりしたのだけれども、考えてみれば見えていなかったんですよね。
3歳半で弱視がわかりました。
弱視の子は塗り絵に集中できないことが多いと書かれた冊子を見て、あぁ。こーちゃんはこんなヒントを出していたんだなぁ。と後から思いました。
4歳になる前には眼鏡をかけました。目が見えるようになってからのお絵描きの上達が早かったです。集中力も随分つきました。
なんだか人より集中力がない気がする、なんて気に病んでいた私ですが、見えなければ塗り絵の前で集中できる訳がないんですよね。
他の子より、絵を描くことに興味を持つのが遅かったので、ペンの運筆の練習が必要そうな気もします。筆圧、低っ。って思います。まぁ、それは追い追い、ぼちぼち。
こーちゃんが3歳の時に青森県十和田市にある「十和田現代美術館」に行ったことがありました。奥入瀬渓流の帰りに寄ったんだったかな。
ふと、思ったんです。あの美術館の目玉といえる作品にに驚いていたけれども、大きさに驚いていただけだったのかな?ちゃんと見えてなかったかも。きっとそうに違いない!
十和田現代美術館に行ったことがある方なら、目玉と言われるときっと「あぁ。あれね。」ってわかるだろう作品。
それは、4mのおばさんです。
作品名は「スタンディング・ウーマン」ロン・ミュエク作です。
これがね、なんかすごいの。すごくリアルな外国のおばちゃん。動き出しそうなくらい、リアルなおばちゃん。シワとか、血管が透けている具合とかもリアルなんです。
でも、やたら大きい。
ほら。こんなに。
出典:十和田市現代美術館 TOWADA ART CENTER
あぁ、ここなら、もう一度見に行ってもいいな。今ならこーちゃん、本物みたいな肌感も見えるはず。なにより子供目線でみても面白いんですよね、この作品。
おばちゃんに、睨まれてるような気がしてきます。
常設作品は38点?とかそのくらいの小さい美術館ですが、ベビーカーも使えたしオムツ替えの台もあったし、草間彌生のアート広場みたいなところで遊べるし、子連れでも楽しいと思うんですよね。
「静かに、走らず、触らない」が必須の絵画の展示スペースは、うちの息子にはハードルが高いんですもん。絶対飽きちゃう。シャガール展に行って野グ●をしている人を見つけるとか、そういうウォーリーを探せ的な感じなら見れるかもしれないけど。
※10年くらい前にシャガール展に行ったら、絵の中に立ちションしている人とか野●ソをしている人を見つけて驚いたことがありました。有名な「街の上」の左下にも野グ●している人がいますよ。気になる方はググって見てね。
遊びながら、楽しくアートに触れるっていいですよね。
残念ながら、4mのおばさんは撮影禁止ですが、家族写真をとるなら外にあるフラワーホース前がフォトジェニックスポット!
私の友達は、高い確率でここで写真を撮って部屋に飾ったり、インスタのプロフィール写真にしたりしています。地味に、東北あるあるな気がします。
出典:十和田市現代美術館 TOWADA ART CENTER
あ〜。また本州最北端の青森県のことを紹介しちゃった。
「紹介されたって遠くて行けないよ!」って話かな。
4月下旬〜5月頭くらいの桜の時期は、美術館の前の桜並木がとっても綺麗なんですよ。
興味を持ったかたはこちらをチェック!公式ホームページです。
おしまい