こんにちは。りかです。
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市にて、今月7月22日〜9月10日まで行われる、Reborn-Art Festival2017について書きたいと思います。
小林武史とワタリウム美術館が手を組んで行う、期待のアートフェスです。
東日本大震災から
2011年3月11日。東日本大震災のあの日、私は、仙台の職場にいました。
もう6年も経つのですね。
あれから、いろんなことがありました。
甚大な被害を受け、全国からたくさんの支援をもらった仙台ですが、今では復興バブルです。復興の需要があるんですね。沿岸地域から仙台に引っ越してくる方もかなり多いと聞きます。土地の値段の上昇率はとんでもないものです。
(我が家は、バブルの恩恵を受けていませんし、夢のマイホーム購入を諦めそうになっています。土地が高くて!!!)
一方で、宮城県でも沿岸地域では、人口の流出が止まりません。
今日、NHKの朝のニュースに出てきた石巻の小さな町のおじいさんが「人口が震災前の1/6になった」と言っていました。寂しい、と。
過疎地の石巻
石巻市をご存知でしょうか。
宮城県の沿岸地域です。
宮城県でない方にとっては、震災以降にテレビでよく出てくる市というイメージでしょうか。
児童74名が犠牲になった、大川小学校はこの石巻市にありました。
内田裕也が石巻市に物資を運んだ時のニュースで笑ったことを思い出します。
「石巻を英語にするとロックンロール!縁を感じる」って。
そんな英語の仕方あるかい、と笑ったことが、笑いがなかったあの頃にはとてもありがたいことだったように思います。もちろん、ボランティア活動も感謝です。
人口流出の数が多い石巻。地元の人は、石巻にまた活気を取り戻したいと思っているそうです。その為には、石巻を人を呼ばなくてはなりません。
実は、もう3年以上前からこの石巻市に「アート×音楽×食で彩る新しいお祭りを」と考えている人がいました。冒頭に書きましたが、音楽プロデューサー小林武史さんです。彼が中心となり、ワタリウム美術館と手を組んで行われるフェスがもう少しで開催されます。
このフェスへは世界から39組の芸術家が石巻に集合し、作品を作り上げたのだそうです。石巻市の町にアートがあふれるこの51日間。
私も、必ず行きたいと思います。家族で。
石巻には、石ノ森萬画館という石ノ森章太郎の漫画ミュージアムがありますからね。
仮面ライダー好きの息子を誘い出すのはたやすいことです(笑)。
それほどアートを知らない私が気になっている2つ。
「御番所公園」での草間彌生アート。
先日、このエリアのキャンプ場に行きました。
キャンプ場から車で10分くらいのところにあった御番所公園。こっちをキャンプ場にしたほうがいいんじゃ?と思うくらいの景観のよさでした。
海を望む素敵な公園に、草間彌生のアートが。と思うとワクワクしてきます。
Chim↑Pomもくるよ
何かとお騒がせのアート集団、Chim↑Pom。
広島の空に飛行機雲で「ピカッ」と書いて見たり、岡本太郎の巨大壁画へアートゲリラをしてみたり…というので有名でしょうか。ネズミをピカチュウにするっていうのもありましたね。気になる方はちょっとググって見てください。
私は、保守的な性格なのでこの手のアートが少し苦手です。
でも、私は彼らを嫌いなわけではありません。
むしろ、命を削って作品を作っている彼らを賞賛したいと思っています。
アートを提案するのに、覚悟があるのだろうな、と。
ただ、良い気分で見られない作品なんですよね。負が多いというか。それも狙いなのかな。
苦手といいつつ。
3.11への取り組みをたくさんしている彼らの作品です。見ておいたほうがいいかもしれないって感じています。
公式ホームページをチェックしてみてね!
過去への追悼ではなく「未来の自分に出会う場所」を提案するのだそうです。
東京から石巻まで、2時間30分。石巻から、牡鹿半島先端までは60分!と公式ページに書いてありましたよ。
私の記事より、ぜったいホームページを見た方がいいと思う。
公式ホームページをを見ながら、アーティストの過去作品をネットで勉強しておこうかな〜なんて思っているところです。
アート×音楽×食で彩る新しいお祭りですからね。ミュージシャンや、シェフもたくさん参加しているんですよ。
みなさんも、リボーンアート体験へお出かけしてみてはいかがでしょう。
石巻に、おしゃれな古民家カフェもあるよ。
過去記事