なんでもない私の、ひとつひとつ。

5歳と2歳の男の子を育児中。夫のこと、息子たちのこと、趣味のこと、思いついたこと。どこにでもいる主婦の徒然。リノベーションのブログ、始めました!

頂きものにお礼の品を返さないという選択

こんにちは。りかです。

 

日常生活で、お礼の品を渡すシーンってよくありますよね。

私はこれがなんだか苦手です。

礼儀を気にするあまりに、頭を悩ませて負担になってしまうことってありませんか?

それでも、今まで失礼もあったと思うし、逆に気を遣わせてしまうこともあったであろうと思うのです。

今日は、お礼について考えてみました。

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近所の畑のおじいちゃん 

息子たちが通う保育園は、まともな道を通ると5~6分かかります。でも、家の裏にある畑の横の細い抜け道をいくと、保育所まではたったの2分です。

ですから、私は子供達をつれていつも抜け道を通って保育所へいきます。

長男は、ここの保育所に通って4年目です。畑にいるおじいちゃんと挨拶を交わすうちにすっかり仲良くなりました。

少し離れたところで作業してても、片手を大きくあげて

「おはよ〜!行ってらっしゃ〜い。」

と声をかけてくれます。

子供達も大きな声で挨拶するのが日課です。

長男「おはようございます!」

次男「ばいばーい。」

お互い名前も知らない仲ですが、私は晴れた朝におじいちゃんがいないと「あれ、どうしたかな?」と気になるし、あちらも「昨日はどうしたんだい?通らなかったけど。」なんて気にかけてくれているようです。

「俺はね。息子が二人いるんだけど、孫がいないからね。小さい子供みると、かわいいなぁって思うんだよ。」

そんなことを言いながら、庭で採れた野菜をくれるんです。

夏は、オクラ、つるむらさき、トマト、きゅうり、なす等。

今の時期だと、里芋、間引きした大根葉、ネギ、もってのほか。

あ、「もってのほか」って知ってます? 紫色の食用菊です。山形で売られているのをよく見かけますが、全国で売っているものなのかな? 私はこの食用菊が大好きです。

でも、夫は好んで食べないし、息子たちもそれほど好まないので自分では買いません。ですから、もらうととっても嬉しい。ビールのあてに、酢の物にして食べます。

おじいちゃんの作る野菜は、無農薬で安心だし何より美味しい!

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今朝頂いたカブ

「お返しはいらない」と言うおじいちゃん

初めて、畑の野菜をもらったのはおじいちゃんと挨拶を交わすようになってから1年くらいたってからです。夫も一緒にいる時でした。

トマトやナスをもらった後、夫がおじいちゃんと立ち話をしている隙に、私は小走りで家に帰りました。自宅にたくさんあった缶の林檎ジュース(青森の祖母から送られてきたものでした)を渡したかったのです。ジュース6本を袋に入れて

「ありがとうございます。」

と、おじいちゃんに渡すと、予想外の答えがありました。

「だめだめ!こういうの受け取りたくないんだ。俺は、野菜つくるの楽しくてさぁ。皆が美味しいって喜んでくれるからやりがいになってんだ。お返しされたら、気を使わせてるようで、あげれなくなっちゃうんだよ。お返しする人には野菜あげないって決めてんだ。俺の楽しみ取んないでくれよなぁ。」

「でも……。」

と言いかけた私を制止して、夫が言いました。

「じゃ、ありがたくいただきます。ありがとうございます!」

 

それから私は、何度も採りたての野菜をいただいていますが、お返しの品を渡したことは一度もありません。

最近になって長男が書いたお手紙くらいです。内容だって『おじさん いつも ありがとう (似顔絵)』程度。

(息子は「おじいちゃん」と書こうとしましたが「おじさん」と書きなさいと言った私。家ではおじいちゃんと呼んでいましたが、よく考えるとおじいちゃんと呼ぶには微妙な年齢だったかも、と。(笑))

 

野菜をいただいた時は、次の日に

「美味しかった!!」

と感想を言うようにしています。おじいちゃんはいつもニコニコしています。

 

お返ししないなんてありえあない。きっとそういう風に思う人もいるでしょう。私の母もそういう考えです。近所の人に野菜をもらっていると言うと

「いらないって言われても、お返しするもんだよ〜。」

なんて説教をされてしまいます。

やっぱりおじいちゃんにお礼を渡そうと思うこともありました。でも、

「お礼なんか考えないでくれよ。俺あんたたちに野菜あげにくくなるの嫌なんだからよぉ。」

と何度か言われていたので、おじいちゃんの言葉を思い出して、とどまってしまいました。

 

近所付き合いのやりとり

実家の近所に住むEさんは

「田舎からたくさん送られてきたから、食べるの手伝って〜!」

といって、いろんなお裾分けを持ってきます。いつも、何を持ってきてもこのセリフなので、きっと本当にたくさんあって困るわけでは無いんだと思います。私の母に気を使わせないためのセリフです。

でも、ただでもらうわけにもいかず、あげたりもらったり合戦を繰り広げています。これも、ご近所付き合いなんですかね。

お互いの負担にならないように、あげたりもらったりするのって、難しいですよね。

 

お返しをしないことは、非常識なのか

ネットを開けば、お礼のマナーなんてたくさん載っていて「どんなお品を頂いたとしても、お返しをしないのは非常識です!」なんて言葉もたくさん出てきます。

 

一体何のためにお返しをするんだろう?頂きものをした時にはどうしたらいいんだろう。すごく考えて私が出した答えは「一番大事なことは相手の心を察知すること」です。

礼節を重んじることだって大事ですが、それが相手にとって気持ちがいいこととは限りません。相手の心を想像するというのは、物品のやりとりがなくてもコミュニケーションには大事なことですね。

それでも貰いっ放しは嫌だし、感謝の気持ちは伝えたい

私たちは、3月にここからお引越しをすることを考えています。

その時、おじいちゃんにご挨拶の品を渡そうと思っています。

もう、どちらにしろ野菜はもらえなくなっちゃうもの。「野菜をあげにくくなるから、やめてくれ。」ということにはなりませんよね。

た〜くさん頂いたお野菜のお礼にしては、少しになってしまうけれども、きっと喜んでくれるに違いありません。

そして、貰いっ放しは気持ち悪いという私の気持ちもここで晴れるように思います。

 

「常識、礼儀にとらわれるよりも相手の言動や行動から心を察知すること、気遣いをすることを大事にしよう」と思った結果、とっても遅いお礼になりそうです。

数年前、私の影にかくれて「ぉはょぅ……。」なんてモジモジしてた長男も、いつのまにか大きな声で「おはようございます!」なんて言って、おじいちゃんと仲良くなりました。

お野菜だけじゃなくて、いろんなものをおじいちゃんにもらっています。感謝の気持ち、うまく伝えられるといいな。