なんでもない私の、ひとつひとつ。

5歳と2歳の男の子を育児中。夫のこと、息子たちのこと、趣味のこと、思いついたこと。どこにでもいる主婦の徒然。リノベーションのブログ、始めました!

夫が絶縁中の義父に会った話から、考えること

こんにちは。りかです。

 

先日、夫が何やら考え事をしている様子でした。

何かに心を奪われているのか、子供の問いかけに注意が向かないようでした。

気がつくとぼんやりしているんですよね。

夫婦ですから「あ。何かあったな。」と思いました。

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夫と義父が偶然会った話

夕食を食べ始めた時、夫が

「今日さ、親父に会ったんだ。」

とぽつりと言いました。銀行に行く道すがら、義父と出くわしたのだそうです。

夫と義父は絶縁中というのでしょうか。5年ほど連絡を取っていません。私も、現在5歳の長男が、生後100日を迎えた時のお祝い「お食い初め」の後は、会っていません。

その頃、夫の両親は離婚しました。

義父の様子は唯一連絡をとっている、夫の妹から時々聞く程度です。といっても、夫がその話題を嫌がるので、元気かどうかくらいしか聞きません。

 

同じ仙台に住んでいるのですから、夫と義父が偶然会うのも不思議ではないことです。何年か前にも、共通の知り合いのお葬式で出くわしたそうです。

目が合ったけれども、お互い素知らぬ顔をして挨拶も交わさなかった、と聞きました。

 

私が驚いたのは、その日、夫は義父と言葉を交わしたということです。

私は今まで、何度か夫へ

「お義父さんに連絡したら?」

と伝えたことがあります。例えば、次男が生まれた時なんかに。夫の返答は決まって

「親父には関係ないから。」

でした。男ですから、意地の張り合いもあるのかもしれませんね。

 

夕食の時、夫はこんな風に話を続けました。

「親父にさ『久しぶりです。』って声をかけたんだ。そしたら『いろいろ聞いてるよ。頑張って』って言うから、なんだか涙がでてきちゃって、それ以上話せなくなって会釈してきたんだ。」

 

きっと、夫が会社を立ち上げたこと、二人めの子供が産まれたことを、夫の妹や共通の知り合いから聞いているのだと思います。

私たちは義父がどこに住んでいるのか、仕事をしているのか、全く何も知らないのですけれどもね。

私、夫と義父の関係を誤解してました。変な親子だなって、ずっと思っていました。

親子の関係らしさというものがまるで無い二人だなと。

子供を気遣う親の言葉と、それを嬉しいと思う子供の気持ち。親子らしい会話をして、夫は思うところがあったのでしょうか。その日は、心ここにあらず、でした。

 

義父の愛情は、夫に伝わってないだけなのではないだろうか

結婚生活の中で、夫の幼少期の話は何度か聞いたことがあります。

夫が、小さい頃の義父にまつわる記憶。幼稚園の頃か小学校低学年の頃の話です。

すごく怒られて大泣きして、義父の横を泣きながら歩いてついていった時のこと。

家につく手前、反省した夫は義父に「ごめんなさい。お父さん、大好き。」と言いました。義父の答えはありませんでした。無言で、家の中に入っていったのだそうです。

「あの時、親父に拒絶されたって思っちゃったんだよなぁ。」

その時の記憶が、もう少しで40歳になるという夫が忘れられない記憶になっているんですね。

あとは、ニュース23のオープニングテーマと一緒に聞こえてくる夫婦喧嘩の声。それを聞きながら、布団の中で祈っていたといいます。

 

夫は、義父からの愛情を感じずに育っています。

でも、よく考えて見ると、疑問に思うこともあるんです。

例えば、東日本大震災の時義父が私にくれた箱ごとくれたダックワーズ(焼き菓子)は、冷蔵庫に何も入っていなかった私はすごく嬉しかったし、会社の中を一生懸命探してくれたろうそくのおかげで私たちは一晩暗闇で過ごすことから免れました。我が家のテレビは突然、義父が持ってきたものです。

東日本震災の時に私が

「私さ、大船渡っていう海沿いの町に住んでいたことがあるんだよね。小学校1年生の2学期から小学校3年生の1学期まで。あの時のお友達、みんな生きていて欲しいな。」

という話をした時に、夫が

「大船渡、兄貴と親父の出張についていって碁石海岸で遊んだことがあるなぁ。」

と言うのです。

私の両親が、皆でうなぎ食べに行こうというと、夫がいいお店を知っているといいます。美味しいお店を知っているね、と感激する私の両親に

「親父がよく連れて行ってくれたんで。」

と夫。

子供に愛情がないお父さんが、仕事に子供を連れて行き、海岸で遊ぶ時間を作ってくれるでしょうか。美味しいお店の食べ歩きに連れて行くのでしょうか。

 

正直、夫の家族の関係は私が想像することができても、本当のところはわかりません。

でも、義父はすごくすごく不器用なんではないだろうか、といつも思っています。

 

義父が、義父の会社で働いていた夫に

「お前、会社を辞めてしまえ!!」

と怒鳴ったことがあります。というか、何度もあると思います。ある時、夫が

はい、やめます。と会社を辞めました。退職はずっと考えていたことでした。私と、長男を抱えていたので、悩んで悩んで決めたことです。

最近になって聞いたのですが、その後義父は夫の妹のところに行って、しょんぼりとこう言ったそうです。

「あいつ、本当に会社をやめちゃった……。」

辞めろ、辞めろと怒鳴ってばかりいる義父がしょんぼりするなんて、夫だって予想しなかったことでした。

 

親子なのに(もしかしたら親子だからかもしれない)うまくコミュニケーションがとれない二人。

その根底にあるのってなんだろう、と言ったら夫が義父からの愛情を感じていないということがあるように思うのです。

子供は抱きしめられたり、言葉で「愛しているよ」と言われて安心するところがあると思います。義父はそれができないタイプです。

 

私たちの育児

私が長男を妊娠した時に、夫は

「女の子だといいなぁ。」

と言っていました。男の子だとわかった時に、ちょっと複雑な顔をしてこんなことを言いました。

「俺、親父との関係が悪いから、将来息子と仲良くやっていけるかちょっと怖い。」

自分と重ねて、不安があったのでしょう。

 

産まれてみると、夫はもう自他ともに認める子煩悩になりました。息子のことが可愛くて可愛くてしようがないと、毎日抱きしめているし、「大好き」という言葉をたくさん子供に浴びせています。息子たちは「私の立場は……?」というくらいパパっ子です。

子供を抱きしめることが大事だ、ってもしかして夫が身をもってよく知っているのかもしれません。

 

先日、夫が義父と会って話したこと。一歩前進のように思っています。

私は、夫が義父と仲良くしたくないのならそれでもいいんじゃないか、と思っていました。

でも、どうやらそうでもなさそう。

二人の関係をどうしていきたいのか、夫と、時間に任せて解決していいのかな、と思っています。

 

いくつになっても子供は親に自己肯定をして欲しい生き物なんではないだろうか。そう思いました。それを忘れず、自分の育児に活かしていきたいです。

 

おしまい