なんでもない私の、ひとつひとつ。

5歳と1歳の男の子を育児中。夫のこと、息子たちのこと、趣味のこと、思いついたこと。どこにでもいる主婦の徒然。

【幼児の教育】情操教育どころでは無いぞ。フランスの美術教育が素敵!

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こんにちは。りかです。 

私はフランスに住んでいる、姪や甥が受けている美術の教育が羨ましいと思っています。うちの子にも、もっともっと多様な経験をさせてあげたい!

 

 

 日本の 図画工作で学ぶことってどんなこと?

 文部科学省のホームページを見ると、図画工作の目標は次のとおりです。

表現及び鑑賞の活動を通して,感性を働かせながら,つくりだす喜びを味わうようにするとともに,造形的な創造活動の基礎的な能力を培い,豊かな情操を養う。

第2章 各教科 第7節 図画工作:文部科学省

 

自分の表現したいものを自由に表す。「自分の思いを実現させることで喜びを感じる」という経験、いいですよね。たくさんさせてあげたい。

こういったことの積み重ねって、社会に出ても役立つことがたくさんありそう。

 

 私が「図画工作」を素敵な教科だと思うのは、答えがないところです。

正解がないから面白い。

正解がないから、自分なりの完成を目指して何度も手を加えたりやり直しをすることができます。

「失敗を乗り越えてより良いものを作る努力をする」って、試験科目じゃ学べないですよね。

図画工作って、人間性を構築するという面では主要5教科より大事な気がします。

 

とはいえ日本には、芸術の世界で生きて行く人はほんのひと握り。

 文部科学省のホームページを見て、日本の教育は「美術教育」ではなくて「美術を通して教育する」というところに重きを置いているという気付きがありました。

 うんうん。日本の図画工作って、思ったより悪くないかも。

芸術の国フランスの教育ってどんなんだろう?

フランス人はセンスがいい、と言われるのはフランス人がアートに触れる時間を惜しまないからではないかと思います。

芸術に触れる経験を積んだせいか、皆「自分はどんなものが好きか」という感覚を持っているそうです。

世界的に有名な絵画や彫刻に触れやすい環境のフランス人。羨ましいですよね。

絵を見て感動するっていう気持ち、日本の子供達は経験しているのでしょうか?

芸術に対して素直に感動できる気持ちが育まれれば、人生は豊かになるはず。

是非日本の子供にもたくさんの鑑賞の機会を与えて欲しい!

 

日本と違い、美術館が圧倒的に多いフランス。アートで食べていける人も多い国です。学校での教育に力が入るのも当然なのでしょうけれども。

 

幼稚園児から本物に触れているフランス人

子供は、自由に絵を描くのが好きですよね。

それはフランスの子供も同じです。

フランスの図画工作には教科書がありません。大自然を相手に造形を作ったり、エポックのように飛沫をあげてペンキを飛ばしたり、いろいろなことに挑戦するのだそうです。

「日本の教育は水彩画の比率が高いよね。」というのが私の妹の感想です。

「これは絶対日本ではやらない!」というのは、模写。

有名な芸術家を真似ることも大事にしているのがフランス教育の特徴です。

ここが日本の「美術を通して教育する」より「美術を教育する」に近いと感じるところです。

なんと、幼児も小学生もルーブル美術館やオルセー美術館等、世界的に有名な美術館にいって模写したりするんですよ。

日本は大人だろうと模写OKの美術館には出会えません。美術館にも違いがありますね。

 

実際にフランスに住む子供の模写作品を紹介します。

って、取材したわけでもなんでもなく。フランスに住む私の姪と、甥2人の作品を紹介するっていう話です。

 

1歳児でも模倣できる草間彌生の世界

保育所アート。ただの丸を貼り付ける作業。それでも、草間彌生を真似れば、こんなにアーティスティックに!先生のアイディアがいいですよね。

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姪が幼稚園の遠足で描いた模写

幼稚園の遠足で美術館っていうのが、日本ではもう信じられない。

日本で、美術館は大人のたしなみっていう位置づけだもの。

 

描いたのはマティスの絵。

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一体、姪は何の絵を真似たのか、ネットで探して見ました。これだ!見つけて嬉しくなりました。

 

 甥が幼稚園で描いたミロの絵

3歳の甥の作品です。

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元はこれ

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合っているような、合っていないような…(笑)

 

甥が小学校低学年の頃の授業で描いたキースへリング

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よく見ると、人の形とか微妙だけどアートに仕上がっています。

幼稚園のお祭りにて、作品を作る様子と作品

教室全部を使ってのダイナミック作品作り。

ジャクソンポロックのような作品に仕上がっています。

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ちなみに…。私の息子が日本の保育所で作った作品

保育所の作品は、アートじゃなくて季節を感じることをを大事にしているのかもしれませんね。こういった季節の行事や習わしで、日常とは違う変化を楽しむのも大事なことだと思います。子供の頃、短冊に願いを書いたことが楽しかったことを思い出します。

可愛らしい作品で大好きなのだけれども、アートの影は見えません。

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 フランスのいいところを取り入れてみてはどうだろう?

日本の季節を感じる作品作りもいいけれども、ちょっとアートを取り入れてみてはどうだろう?

素直な感受性を持った子供たちこそ、本物のアートに触れて欲しい。

美術には答えがないように「どの絵が好きか」にも答えがありません。

好みは様々で当たりまえです。

小さな頃からアートに触れることで「自分の好きという感覚」を知って欲しいなぁと思うんです。

きっと、子供達の世界が広がるはず。 

 

 

 おしまい