なんでもない私の、ひとつひとつ。

5歳と2歳の男の子を育児中。夫のこと、息子たちのこと、趣味のこと、思いついたこと。どこにでもいる主婦の徒然。

ネットショップを立ち上げるのは簡単じゃないけど、やればできる。嫁が見たこと。

こんにちは。りかです。

 

 私の夫は、ネットショップでの小売をしています。

 

夫は、自宅の2階で仕事をしていて、お昼以外はほとんど降りてきません。

ところが先程、タッタッタッと2階から降りてきて

「4月1日か2日に事務所引っ越しするから。(保育所の)進級式は行けないよ。」と一言残してまた2階に上がって行きました。

 

どんどん進んでいるな、と嬉しくなります。

夫が起業してから、まもなく4年になろうかというところです。

 

夫が会社を辞めた時。

私が夫と結婚した頃、夫は夫の父が経営する会社で働く会社員でした。

その頃はとにかく、会社への不満が多かったです。

お給料の面でも、やりがいの無さについても、人間関係に関しても悩んでばかりでした。

私は、夫が彼なりに一生懸命やっていたのは、よく分かっています。

ただし、会社では残念ながら評価されていなかったんですね。

夫の給料といえば、当時契約社員で働いていた私と変わらないくらいでした。

夫はこのままではいけない、会社を良くしよう、と必死になっていました。社員さん達にしてみれば、自分達のやり方を変えようとする新参者が疎ましかった。というところでしょうか。

特に問題だったのが、社長(夫の父)との折り合さです。

会社というのは、社員全員のベクトル、どこを目指しているのかが明確であるべきだと思います。

その為には、コミュニケーションはとても大事なことです。

夫はそれができませんでした。

 

ある日の事、夫が神妙な面持ちで私に言いました。

「俺、会社辞めて、自分で仕事をしようと思う。」

私は初めての出産を終えて数ヵ月たった頃でした。

「いいんじゃない?好きなようにすれば。」

と答えたのは自分が育児でいっぱいいっぱいで、それどころでは無かったからかもしれません。

それに、夫なら大丈夫、と軽く考えていました。

根拠は無かったんですけど。

 

周りの反対は予想以上だった。

夫の起業するという意思は、強かったです。

乳飲み子と育児休暇中の私を抱えて中途半端な気持ちで、仕事を辞めるだなんて言うはずもありません。

義母は何度も考え直せと説得に来ました。

最終的には、「会社を辞めるのはわかった。

でも、安定した会社の面接を受けなさい」という説得になりました。

私のことを不憫と思ったのか、

 「りかちゃんもこーちゃんもいるんだからっ。会社勤めした方がいいわよ。ねー、りかちゃん?」

と同意を求められました。

「私は、夫がやりたい事なら挑戦してもいいと思っています。駄目なら、その時に会社員になることを考えてもいいかな、と。」

なんて返したのを覚えています。

義母は、本当に私達家族の事を心配してくれました。

その事は感謝しています。

 

私の両親も、かなり心配したようです。

私の父は税理士をしているのですが、

「税理士になる勉強させろ!面倒見るから」

なんて突拍子もないことを言って、私をびっくりさせました。

父よ、夫は勉強が得意なタイプではありませんってば(笑)。

 

ネットショップを立ち上げる、というのは私の親世代には理解ができないことのようです。

 

驚くことに、夫の友人にも夫の起業を反対する人が多くいました。

「世の中そんなに甘くないぞ。」

と。同じくらいしか世の中を生きていないのに。

 

随分と反対されたものです。

裏を返すと、それだけ皆が私達を心配してくれたってことなんですけどね。

ありがたい話です。

 

今から起業する方は「止めておいた方がいいよ」いう説得に負けない強い意思をもっておかないと、起業は無理だと思います。

夫の場合は、妻である私が起業を反対しなかったところは大きいと思います。

ネガティブな話ばかりされると、気持ちが沈んでしまいます。

近くに信用できる賛成者がいるとポジティブになれていいですよね。

 

ネットショップはすぐに成果は出ない。耐えることが大事。本人も身近で見ている人も。

当たり前の話ですが、ネットショップは商品点数が多くなればなるほど検索にひっかかる確率はあがります。

ショップや商品に良いレビューがつけば、お客さんの安心感は変わってきます。

地道に、こつこつ、手を抜かずに。

これが大変です。

私達夫婦は、貯金がありませんでした。

借金をしてメーカーから商品の買付をしました。

生活は、夫の少しの退職金と、私の育児手当です。

正直、苦しかったです。

生活ができるくらいの売り上げに達するのは1年以上かかりました。

不安、焦り。

夫の一番苦しいときだったと思います。

夫はこの時期、心療内科に通っていました。

 

ネットショップを始めても直ぐに結果は出ない。

これは、よく言われていることです。

もちろん、大きな店を構えている会社がネット商売を始めた、というのであればもっと早くでるのでしょうけど。

この、直ぐに結果は出ないというのを、わからない人が多いです。

私の母は、ショップを立ち上げて1ヶ月もしないうちに

「どうなの?売れてるの?…え?売れてないの?仕事探したら?」

なんて、連絡をしてきたものです。

 

売上が立たないと、自分の方向性が合っているのか間違っているのかもわからないという辛さがあるときです。

「売れないならセンス無いんだから、諦めなよ~。」

なんて言葉は、ナンセンスです。

実際、ここを乗り越えればいいのに、っていうところで諦めてしまう人が多い業界なんですよね。

私は夫の仕事に関しては、全く口出しはしませんでした。

上手い言葉はかけられなかったけど、

お金がない!!」という悩みはなるべく口にしないようにしました。

プレッシャーをかけたくなかったので。

私がしたことは、そのくらいです。

 

まだまだ世間の水準ではないのでしょうが、生活は安定しました。

夫の収入は上がり、個人事業主から数えると、まもなく4年。株式会社を立ち上げてからは間もなく1年です。

 

私は何より、夫が昔よりずっとずっと、明るくなったことが嬉しいです。

前向きに、男らしくなりました。←のろけです。

会社でうまくいかず、ウジウジしていたのが嘘のようです。

 

夫いわく、ネットショップは簡単には稼げないけれど、本気でやればできるものだそうです。

 

ネットに踊ってる「簡単!1ヶ月で○万円!」

とか、「これだけやれば1000万円!」というのは、どんなノウハウなのか知りませんが、そんなに簡単なものではないようで。

 

これからネットショップを立ち上げようかと悩んでいる人へ

あの時の夫と同じように悩んでいる人の役に立てば良いと思い記事にしましたが、私自身がショップを立ち上げたわけではないので、ノウハウというものは、ここには記せません。

すごく身近で夫を見てきたので、月並みな言葉ですが

「甘くはないよ!でも頑張ればできるよ!」

とメンタルの部分で、少しでも応援になっていれば嬉しいです。

 

最近はネットショップと言えども、夫のように物を売るのではなくて、スキルを売るというような商売も多くなってきていますよね。

 

ココナラ、というサイトを見ました。

商売が多岐に渡ることを見てすごく驚きました。

在庫を持たずにできる商売なら、もう少し気軽に挑戦できそうですね。

 

まずは、自分が何をしたいのか。

将来のビジョンをしっかり立てられるといいですね。

 

夫へのインタビュー

いい意味で、私のすることに興味が無い夫。

私のブログに書かれていることを知らず。

 

でも、夫の言葉も書きたいな。と思い、

起業して一番何が大変だった?と晩酌しながらインタビューしてみました。

 

「何が大変って、立ち上げる時の資金繰り。

銀行さんにお金を借りるのに、事業計画書を提出するんだけど、机上の空論なんだよ。

こうする予定だからこの時期には売上がこのくらいたっている予定ですって。

計画書を作成するのもすごく大変だったけど、

本当にこんな風にうまくいくか?って計画書かいていて不安になる。

それに、会社辞めて後戻りできないのにお金借りれなかったらどうしよう…って。

それと、最初の1年。最初は売れないと知っていても、売れないと落ち込んでさぁ…ぐび(ビール)」

 

そっか。最初から資金を貯めてから、起業すると不安は最小限に押さえられそうですね。